2026年8月1日土曜日

 みなさま、こんにちは


森と星空のガイドの横山です。いつもありがとうございます。


8月になりましたね。別名は葉月です。

緑が最も濃くなるから?と思ったのですが、木の葉が紅葉して落ちる「葉落ち月」が由来とされる説が有力だそうです。

旧暦の8月は現在の9月上旬~10月上旬にあたるからなのでしょうね。


現代のこよみでは、さすがに紅葉とはなりませんが、お盆頃からは木の種類によっては葉に黄色みが増えてきます。

標高1,000mの大川山では、その涼しさもあってお盆頃から秋の花が咲きはじめ、雨の後にはキノコも出てきますよ。


今月のツアーカレンダーです。

今月はペルセウス座流星群がおすすめですが、残りわずかの空きです。

夏は大気も落ち着いているので、じっくり月の海やクレーターを観察するツアーも開催します(23日)

ちょっと星成分の多い月ですが、大川山の森はまるで避暑地ですので、ご興味のあるものがありましたら、ぜひお問い合わせください。

それでは、みなさま、暑さにはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。

※下の写真はウバユリです。一般的には横向きの写真が多いと思うのですが、正面から撮ったものです。地味に見える色合いや模様に見入ってしまいます。




2026年7月2日木曜日

 こんにちは。森と星空のガイド横山昌太郎です。いつもありがとうございます。


7月になりました。私が住むまんのう町琴南地区では昨夜の深夜から未明にかけてかなり降りましたが、みなさまの地域ではいかがでしたか。


この時期、雨が降るたび草たちがぐんぐん伸びてきますね。

私がお借りている家の庭はかなり広いので、草刈り機を使っても1時間強かかりますが、2週間も経つとまたボーボーです。

草たちの生命力、特に荒れ地や荒廃地での生存に特化したいわゆる雑草たちの生命力には脱帽です。


でも、彼らにも大きな弱点があるのです。そのご紹介は最後に…


■今月のツアー

クリックで大きくなります


今年もかなり暑くなりそうですね。森のツアーは基本的には標高1,000mの大川山で開催します。

大川山の森の中は気温が平地よりも10度以上低くなることもしばしばです。

避暑と森を楽しむのを兼ねてお出かけされるのはいかがですか?


星空ツアーでは、いよいよ天の川も見やすい時期となってきました。

夜空にぼおっと浮かぶ天の川、双眼鏡で眺めるとまさに無数の星の集まりです。

星空観察は標高700mのフィールドで行いますので、こちらも涼しさが楽しめます。


なお、少し先ですが、今年もペルセウス座流星群のツアーを行います。

今年は新月に重なるので、とてもいいですよ。ご検討いただければ嬉しいです。


■後記

雑草たちの弱点、それは「光」です。

当たり前に思えますが、刈っても刈っても生えてくる雑草たちは、進化の歴史の中で河口など荒れる場所や、しょっちゅう動物に食べられる草原などの場所に適応してきています。

上に大きな木などが遮るものがない場所なので、強い光を必要とする種が多いのです(イネ科など)。

だから、自分の近くで木が高く育つなどして少し光が弱くなると彼らは弱体化してしまうのです。


…と、それがわかっても、我が家の庭を屋根で覆うなどはできません。今月も暑さに負けず草刈りします。

(29日の森さんぽではそんな話も含めて植物の進化をご紹介いたします)


しばらく空いていたブログも少し書いています。ご覧いただけたら嬉しいです。

https://yokoyama-shotaro.blogspot.com/


今月もどうぞよろしくお願いいたします。


2026年6月18日木曜日

森を歩き、星空を見上げて③「森で自分に還る」

森の中を歩いています。

普段歩く人も少ない落葉樹林の小道。

梅雨の晴れ間の森は緑も青空もまぶしく、水分をしっかり含んだ土は柔らかく一歩一歩を受け止めてくれます。


普段私たちは街の中を歩いている時、たいていどこかへ向かっています。

なにかの役目や用事があります。


けれど森の中では少し違います。

急ぐ必要ははありません。

なにかをするために歩くのではないのです。


ただ森の木々を眺め、土を感じ、落葉の音に耳を澄まし歩いているうちに、心が少しずつ静まっていきます。


木の上で小鳥がさえずっています。

どこにいるのでしょう。なかなか見つけられません。


歌の聞こえる方に目をやり耳を澄ませます。

すると聞こえてきたのは別の鳥のさえずりでした。さらに、奥からも違う鳥の声がします。


鳥ってこんなにいろいろいたのでしょうか。


立ち止まって静かに驚いていると、頬をなでるように樹木の間を風が通り抜けていきました。

少ししっとりした心地よい風です。

その風はほのかな香りを運んでいました。


どこからくる香りでしょう。



ああ、すぐ近くにスイカズラが咲いていました。

大きな木が倒れて日当たりの良くなっていた場所に花を咲かせていたのです。

すぐ目の前にあったのに鳥の歌に気を取られて気づいていませんでした。


金銀花とも呼ばれるスイカズラの花。

白から黄色に移ろっていきます。

その「白」と「黄色」の境はどこにあるのでしょうか。

 

スイカズラのそばに橙色のモミジイチゴがありました。

一粒食べてみます。


痛っ。

トゲがありました。気をつけないと。


うん、思っていたよりも甘い。

自然な甘みってこういうことなんですね。

 

こんなにいろいろなことを感じたのは、いつ以来だったでしょうか。


鳥の声を聞く。

風を感じる。

花の香りに気づく。

色の移ろいを眺める。

小さな実の甘さを味わう。

 

どれも、何かの役に立つことではないかもしれません。

でも、そのひとつひとつに触れているうちに、私は少しずつ、自分に戻っていくような気がします。


日常生活の中で、私たちはいくつもの役割を担い、目的をもっています。


仕事をする人。

家族の中の誰か。

人に迷惑をかけないように。

誰かの役に立つように。


もちろん、それらは大切なものです。

けれど、いつもその役割や目的だけで生きていると、ときに自分自身がわからなくなるときがあります。


森は、そんな役割や目的を少し脇においてみることができる場所です。


ただ、そこにいる。

見えるものを見て、聞こえるものを聞き、感じるものを自分に正直に感じる。

それだけで、自分の輪郭が少し戻ってきます。


ただ、自分に還る。

そのためのきっかけを、森はそっと差し出してくれているように思います。


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